Journey | UIデザイナー 本多 美優

Interviewer / Date
- 美馬 直輝 / 2021.05

大学在学中にインターンとして入社し、現在はチーフデザイナーをつとめる本多さん。就職活動で他社から内定が出ても留まり、在籍経験が1社しかないことの葛藤を抱えながらもハイジ・インターフェイスを選び続けてきた理由、そしてその先に見えたこととは。
— 自己紹介をお願いします
本多美優と申します。UIデザイナーをやっています。正社員は5年目で、アルバイトからだと、計8年ですね。
— どんな仕事をしていますか
チーフデザイナーになってからは4人いるデザイナーの稼働をみてタスクをふったりとか、クオリティチェックとかの監修みたいな立ち回りをしています。あとはクライアントとコミュニケーションを取ることも多いです。
— 他のデザイナーとはどんなコミュニケーションを取っていますか
いまは毎週か隔週かそれぞれの好みの頻度で定例的なことを1対1でやっています。デザイン作業で困ったところを拾ったり、アドバイスしたり。リファレンス探す時どうしたらいいんですかとか、最近どう?みたいな雑談もしますね。
募集していなかった
インターンへの志願から社員に
— ハイジに応募しようとしたきっかけは?
大学の先輩からインターンに行くといろいろ経験が積めていいよと聞いて探し始めたときに求人サイトでハイジのことを見つけて。書いてある言葉とかを見て、この人たちと一緒に働いたら楽しそうだなと思ったのと、インターフェイスの会社っていうのが面白そうだなと思って声をかけたことがきっかけです。
(本多さんは当時インターン募集をしていなかったところに問い合わせて採用に至りました)
— インターンからアルバイトを経て社員になったわけですが、社員になろうとしたきっかけは
他の会社の働き方とかを全然知らなくていいのかなと思って就活をして内定が決まったところもあったんですけど、バーで代表の蒲澤と二人で話をしたらうちに来いと言われ、ここまで求められるならやっぱりここにいたいなみたいな気持ちになり入社を決めました。
— いま振り返ってみてどうですか?
やっぱり入社してからも葛藤はあったんですけど、会社自体も柔軟に変わっていくし自分も結構心地よいというか、ちょうどいい責任感があって好きなように立ち回れるので、いまはこの中で研鑽を積みたいなという気持ちです。
興味のおもむくままに
— ハイジに入る前はどんなことをしていましたか
高校がいろいろできるところで、デザインしたり科学系の授業をたくさん取ったりしていました。大学はデジタルハリウッド大学で、ここもいろいろなことが学べるので自分の方向性を決めるのに適していると思ったんですけど、結局どれを取っても面白いってことになりましたね。
— いろんなことに興味を持つタイプということでしょうか
そうですね、すごく熱しやすいというか。子供の頃からそうだと思います。ひとつのことに熱中したら一日中やり続けてしまうような。
— 小さい頃はどんなものに熱中していましたか
朝から晩まで庭の虫を観察したりしてました。笑
— いまでもそれくらい熱中して打ち込むことがあるんですか
ありますね。それこそデザインに没頭することもありますし、今でも庭の虫はずっとみますね。アリの巣ずっと見てるだけでも楽しいですよ。あと最近はクモの巣ハンドブックっていうのを買ってみてます。
この世はでっかい積読本(つんどくぼん)
— もう少し何か聞ければと..
最近自分の座右の銘ができまして・・。「この世はでっかい積読本だな」って思ったんですよ。
— いいですねぇ
そう。この世はでっかい積読本。
私、積読本がめちゃくちゃ多くて、けど積んでおくのがすごく好きなんですよ。いっぱい買っておいて“これがいつでも勉強できる状態”ってなってるのが好きで、それを並行して好きな時に読むのが好きなんですけど、この世は面白いことがありすぎるからこの世はでっかい積読本だなって。
— じゃあ世界が積読本だとして次に手をつけるのはどんなところですか
いまやっと手をつけてるのがVRとか3Dのモデリングで、それと生物学にも手をつけているところですね。それがこの先どういう風につながっていくのかは分からないですけど、とにかくその辺は楽しいからやってます。
自由で気まぐれな状態を許されていたい
— いまも昔もこれからも変わらないところはどんなことですか?
コミュニケーションが苦手というのと生き物が好きだっていうこと、熱中しやすいところはずっと小さい頃からつながっていて、あとはめちゃくちゃ自由で気まぐれなところは変わっていないですね。自由で気まぐれな状態でないとツラい、です。それが制限されちゃうとすごい嫌ですね。
だからハイジだとその自由で気まぐれな状態がわりと許されるというか、それには責任も伴うんですけど、責任さえ負えばそれでいけるので、そこがいいですね。