Journey | チーフプロデューサー 宗田 明紘

Interviewer / Writer / Date
- 美馬 直輝 / 北見 かほり / 2023.03

宗田さんは入社13年目のチーフプロデューサー。温厚かつポジティブな人柄で、社内のムードメーカー的存在です。元バンドマン・元ラーメン屋という経歴をもつ彼がどのようにしてハイジ・インターフェイスと出会い、今のキャリアに行き着いたのか、宗田さんの今までとこれからを聞きました。
— 自己紹介をお願いします
チーフプロデューサーの宗田明紘です。3ヶ月前にチーフプロデューサーになりまして、今は「この会社におけるプロデューサーの役割を定義する」という仕事をやっています。プロデューサーとしては、プロジェクトの最初に誰に何を振るかという座組みを考え、時間とお金の管理をするという仕事をしています。
「やりたいこと」より、
「誰と何をやるか」
— ハイジは何年目ですか?
13年目に入りました。会社が設立して1年経った頃にアルバイトで入り、PRを担当したりディレクターをしたりして、今に至ります。
— 役職の変遷も色々ありましたが、この業界やこの会社で働いていくという道を選んだのはなぜだったんでしょう?
「やりたいこと」みたいな大きな目標よりも、日常的に何に時間をどれくらい割けるかというのが大事だなと思っているんです。
この仕事をしているのは、デジタルで何かを作るのが好きだからというのが大きいですね。この会社にいるのは、「ここにいる人たちと仕事をすること」が自分の中で結構重要だなと思っているからです。人間としての相性が良いとか仕事に対する価値観が合うとか、そういうところですかね。
いまこの会社でチーフプロデューサーになっていることは、そういう気持ちでこの12年間頑張ってきた結果かなと思っています。
— ハイジに入るまではどのような道を歩んできたんですか?
大学を出てバンドマンになりまして、8年ほどバンドを全力でやっていたんですが、その途中でこの会社に入りました。
— バンド活動とハイジの仕事、あまり繋がりがないような感じがするのですが、バンド活動はどういう経緯で始まったんですか?
中学生くらいの頃から歌ったり音楽を作ったりすることが好きで、中学生か高校生くらいから始めました。
最初は純粋に音楽が好きで始めたものだったんですけど、バンド活動後半の頃は、バンドをやることはブランドを作るのに近いなと思ってました。自分たちをどう売り込んでいくかを考えることだったり、音楽を作るだけじゃなく、グッズやウェブサイトを作って発信するというデジタルの物作りをすることだったり。それに、そういう物作りをするには人間同士の相性とかコミュニケーションがすごく大事だなと実感しました。そういうところはいまに繋がっていると思いますね。
ラーメン屋での偶然の再会
— なるほど。そこから、ハイジにはどういうきっかけで入ったんですか?
話が少し戻るんですけど、大学3年生の時に会社とバンドを同時に作って、両方をやっていこうと思っていたんです。でも、どちらもキャリアがないところから急に両立するのは難しくて、まずは20代前半でしかやれないことをやろうとバンドに注力しました。
その分デジタルキャリアはバイトで築こうと思って、映像制作やサーバー保守のバイトをやったんですけど、やっぱりバンドと両立するのは脳のキャパ的に大変で。で、デジタルキャリアのほうは一旦諦めてラーメン屋でバイトを始めたんですけど、今度は性に合ってなくて。
そんな時に、店にたまたまハイジの元代表と現代表の2人がラーメンを食べにきたんです。2人は大学の先輩で、どちらも僕のことを知らなかったんですけど僕は知ってたので話しかけたんですね。それでこの辺でデジタル系の会社をやっているというのを聞いて、「なんでもするので働かせてもらえませんか」とお願いしてみたら、雇ってくれました。今思うとすごいですよね笑
— 本当ですね笑 そんな宗田さん、子供の頃はどんな感じだったんですか?
自分で言うのもアレなんですけど、幼稚園とか小学生の頃から勉強も運動も好きでよくできたので、人気者でしたね笑
あと、小学校から大学まで16年間同じ学校にいて、いわゆる新卒での就職もしていないので、特殊な環境で育ったなと思います。あまり競争せずに生きてきたことによる、のんびりした攻撃性のないところは昔から変わらない部分だなと思います。
それと、少し人と違う環境で育ってきたからこそ、じゃあその上で何を作るべきなのか?みたいなことはよく考えますね。
現在地は、常に道の初めのほう
— では、いま人生ではどんなところにいると思いますか?
年齢も30代後半だし社歴も長くなったんですけど、自分としては常にチャレンジをしているつもりなので、常に道の初めのほうにいると思っているんですよね笑
いつでも会社辞めて新しいことやれるし、辞めてもなんとでもなるぞと思ってます。でも、そう思いながらも長くこの会社にいる、ということには意味があるなと思ってますね。
とはいえまだまだ人生やりたいことがたくさんあるので、常に道の初めのほうにいると思ってます!
— この先はどんな道が広がっていそうですか?
自分が一緒にやりたいなと思う人たちと一緒にプロダクトやサービスを作ってみたい、それで何かを世に問いたいという気持ちが常にありますね。広がっていそうというか、そういうものを広げていきたいなと。
いまクライアントワークで色んなものを作っているのは、自分達で何かを作って勝負することの修行だなと思っている部分もあるので、それを踏まえて将来どういうふうに成功させていったら良いかな、というのを考えているという感じですね。