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すべては買いものを楽しんでもらうため

EC projects

Overview

依頼主と一緒に
時にはそれ以上に深く考える

創業以来、ハイジ・インターフェイスでは毎年3〜5件ほどのECプロジェクトに携わっています。その十余年の中で、時代背景も技術背景も大きく変わってきました。

一方で変わらないのは「どうすればユーザーにそのECでの買い物を楽しんでもらえるか」を、依頼主と一緒にまた時にはそれ以上に深く考える私たちのスタンスです。

ここではハイジが手がけるEC案件の特徴について、成果も交えて詳しくご紹介します。

Feature

数点から数万点
アパレルをはじめ多業種に

ご相談内容で多いのは、初めてECを立ち上げるケースと、古いECのリニューアルです。商品数は数点のものから数万点までとさまざまです。

以前はアパレル関連からのご依頼が多かったのが、最近では雑貨やコスメ、食品など業種が広がってきました。比較的見た目が重視される商材が多いという点は共通しているかもしれません。

リリースまでにかかる期間は小規模でおよそ4〜5ヶ月、規模に応じて長くなり1年以上を要するプロジェクトも珍しくありません。

    Story 1

    選択肢が少なかった
    当時のECプロジェクト

    私たちがECの相談をうけ始めた頃はまだ現在のようなSTORESやBASE、あるいはShopifyのようにデザイン面や機能面が充実していて手軽に始められるプラットフォームがありませんでした。

    小規模でも多言語化や海外発送をしたいというご要望に対し、当時はMagentoという海外製のオープンソースプラットフォームで構築していました。

    オープンソースとはいえ用意されている範囲は少なく、立ち上げにかかる手間はなかなかのものだったので、初期費用を抑える代わりにレベニューシェアの形を取ることもありました。

    その後は企業がECに力を入れていく流れと重なり、既にあるECのデザインリニューアルでUI/UXを向上させたり、ECシステムから丸ごと構築するといったお話が増えていきました。

      Story 2

      ナノ・ユニバース
      自社EC化

      2013年、私たちのもとにそれまでに比べ格段に大きな話が舞い込みます。ナノ・ユニバースの、外部委託運営だった公式ECを自社化するというプロジェクトです。

      ナノ・ユニバースとはハイジ創業当初よりブランドサイトなどでお付き合いがあったものの、ECの相談は初めてでした。しかもただECを自社化するだけでなく、OMO戦略のもと会員制度の一新と公式アプリの立ち上げが同時進行する一大プロジェクトでした。

      綿密な検討を繰り返し1年以上をかけリリースしたECは、高額だった委託費を抑えられた上にすぐさま昨対比2倍の売り上げとなり、その後ナノ・ユニバースの自社ECやOMO戦略は業界を牽引するものとなっていきました。

        取締役/COO 長尾 貴洋

        - Voice

        「リニューアル後も毎週打ち合わせをして改善を繰り返してきました。クライアントはアイディアを、ハイジはそれを実現する技術を提供して、いいチームで取り組めたと思います。結果、業界トップのEC化率やコンバージョン率を生み出した他、新しいUI/UXへの挑戦が評価され2年連続でのファッションECアワード受賞といったことに立ち会えたのは印象的です。」

        Story 3

        ここにしかないEC体験
        XFLAG STORE

        こうした取り組みに続いて2016年にはオリジナルのECシステムを1から構築するプロジェクトが始まります。モンスターストライクなど人気ゲームを配信するXFLAGのオンラインストアで、ガチャやミッションなどのゲームライクなUIやゲーム連動した機能など、既存のECシステムではできない体験を提供するために1年以上の歳月をかけ開発しました。

          代表取締役/CEO 蒲澤 宏

          - Voice

          「はじめはデザインやUI開発だけだったのが、提案をしていくうちにシステムからフルスクラッチ(オリジナル開発)で作ることになりました。リリース後も4年近く体制を維持していろんな機能を追加したり、リアルイベントとの連携やアプリ化もありましたね。
          オリジナルで作ったことで物流連携みたいな深い部分も知れたのはよかったです。フルスクラッチでも大きな不具合なく5年近く稼働できた信頼度の高いプロジェクトでした。」

          Story 4

          併走し続け
          売り上げは当初の30倍に

          ナノ・ユニバースの自社EC化より少し前にプロジェクトがスタートし、EC案件で最も長く併走を続けているのがアパレルブランドのMUVEILです。

          MUVEILは元々物流管理システムと連動したECが存在していて、ブランドサイトのリニューアルとともにECもデザインリニューアルを行うところからスタートしました。リニューアル直後から売り上げは5倍ほどに上がり、その後も継続的な改善や2017年のECシステムのリニューアルにより、最終的な年間売上は当初の30倍を超えるまでに至りました。

            プロデューサー 宗田 明紘

            - Voice

            「成功要因は運用にあると思います。2017年のリニューアルではユーザー側のUI/UXだけでなく、商品開発や在庫管理などのオペレーションも含めてリニューアルしたことが大きく売上向上に繋がりました。それは保守運用と一緒にコンサルティングの契約をいただいていることで、マーケティングデータを使った外側の分析と定期的なコミュニケーションでの内部分析の両方をリニューアルに活かせたからだと思います。」

            Story 5

            Shopifyの台頭

            これまではコストの問題からデザインのみの改修や段階的なリニューアルが多かったのが、最近はShopifyの台頭により比較的低予算でもECを新規構築したり一気に置き換えるケースが増えてきました。

            2021年にリリースした家具のサブスクリプションレンタルサービス“(tefu) vintaging-supplies”や、2020年リリースのプロダクトブランド“201° ONLINE STORE”、チョコレートショップ“チョコル”のリニューアルは、いずれもShopifyを活用したプロジェクトです。

              ディレクター 高宮 浩平

              - Voice

              「チョコルは運用する人たちが誇りに思えるようなものにしたかったんです。商品自体は良いのにサイトのデザインやシステムが古いせいで、十分にその魅力を伝えられないという状況がありました。そこでロゴやパッケージ、商品写真など全面的なイメージの刷新を行いつつ、システムはShopifyを使ってコストを抑えて、商品企画にこめた思いを表現できるECの基盤づくりをしました。結果自主的に頻繁な更新をしてくれるようになったので、自信を持ってもらえたのかなと思っています。」

              Story 6

              高度化する依頼内容
              変わらない思い

              低コストで導入できるECサービスを活用することが増える一方で、ハイジへの依頼内容や要求の高度化も進んでいます。Webだけでなくアプリ・店舗・メディア・SNSなどさまざまなものを横断し繋げるといった、ひとつのECサービスでは賄えない部分を求められるケースが増えています。

              しかしどんなに依頼内容が高度になり複雑になっても、私たちはまずユーザーに届けたいことやコンセプトのようなものを探ることから始めます。クライアントの中に明確にない場合は提案や会話で引き出したり、あるいはじっくりと待つこともあります。

              共有できる大きなイメージがあって初めて、実際のUI/UXに落とし込んだときに良い成果が得られると考えています。特にECはユーザーも運営側もほとんどの場合何か目的があって使うサービスです。単純な使いやすさやスマートさだけでなく、その先のイメージがあることがユーザーとのより良い関係を生むのではないかと思います。

                取締役/COO 長尾 貴洋

                - Voice

                「最近はECパッケージが乱立し、機能追加ごとにカスタマイズが発生してコストパフォーマンスが悪くなっているケースも多く見られます。ハイジでは常にコスパ・機能・UXが全体として最適なソリューションを提案していきたいと考えています。」

                今後もECの形や作り方は様々なものが登場し変化を続けていくでしょう。ハイジ・インターフェイスでは新たな環境も追いながら、変わらずユーザーやクライアントと向き合い、両者のメリットを最大化するようなEC作りに取り組んでいければと思います。

                  - ご相談・ご依頼はコンタクトフォーム